初めてAIハッカソンに行く前、自分がちょっと気になってたことがある。
「こういうところって、どんな人が来るんだろう?」
エンジニアばっかり?
AIにめちゃくちゃ詳しい人ばっかり?
きっと、自分の周りにはいないような人たち。
すごいITの専門家で、頭いい人ばかりなんだろうな。
自分は非エンジニアだし、AIも触り始めたばかりだったから、正直、絶対、場違いだと思ってた。
でも、何回かAIハッカソンに参加してみたら、思っていたよりずっとバラバラだった。
もちろん技術がめちゃくちゃ強い人もいる。
でも、
「なんで今日ここに来たの?」
という理由まで聞いてみると、さらにバラバラ。
賞を取りたい人もいれば、新しいAIツールを試したい人、仕事につながるか見に来た人、人脈を作りたい人、旅行中なのに参加してる人までいた。
今回は、自分が実際に参加者と話して見えてきた「AIハッカソンに来る人たち」をまとめてみる。
もちろん、ガチで勝ちに来てる人もいる
まず、これは普通にいる。
賞金や順位を狙って、最初からかなり本気で参加してる人。
一人ですごいスピードで作って、そのまま入賞するような人もいた。
自分みたいな初心者からすると、
「え、これ今日作ったの?」
ってなる(笑)。
ハッカソンによっては賞金が出たり、スポンサー賞があったり、審査員に自分のプロダクトを見てもらえたりする。
だから、
- 実績を作りたい
- ポートフォリオにしたい
- 就職や転職につなげたい
- 入賞歴が欲しい
みたいな目的で来る人がいても全然不思議じゃない。
初めて参加したAIAU Craft Dayでは、最終的にハッカソンの経験がある参加者と2人チームになった。経験のある人と初参加の自分が、同じチームで一緒に作ることもある。
ここだけ見ると「やっぱり初心者には怖い世界じゃん」と思うかもしれない。
でも、実際はそれだけじゃなかった。
新しいAIツールを試しに来てる人
これも結構いる。
AI系のハッカソンだと、スポンサー企業が自社のツールやサービスを提供していることがある。
例えば、
- AIコーディングツール
- データベース
- 画像・動画生成ツール
- AIエージェント系サービス
みたいなもの。
普段ならわざわざ時間を取って触らないようなツールでも、
「今日はこれを使って何か作ろう」
となると、一気に試せる。
自分が参加した英語のハッカソンでも、かなり技術のある参加者と話したとき、ネットワーキングだけじゃなく、新しいツールを試すこと自体も参加理由の一つになっていた。
会社員なら、
「これ、仕事で使えるかな?」
を見る場所にもなるんだと思う。
仕事で使えるか調べに来てる人もいる
ハッカソンって、一見すると遊びやコンテストっぽく見える。
でも実際は、仕事目的で来てる人もいる。
新しいAIツールが、
- 自分の会社で使えそうか
- 開発に使えるか
- 業務効率化に使えるか
- チームに導入する価値があるか
を見に来ている人。
初めて参加したハッカソンでも、会社でAI関連の仕事をしていて、「自分の部署にどのAIを導入するか判断するために、いろんなサービスを試してる」という人がいた。
セミナーで説明を聞くだけじゃなくて、実際に数時間触って何か作ってみる。
そう考えると、かなり実践的。
自分自身も、ハッカソンで初めて知ったツールや仕組みが、その後のアプリ作りにつながったことがある。
だから「作品を完成させるイベント」というより、
新しい技術を一気に試す実験場
みたいな面もあるんだと思う。
ネットワーキング目的の人はかなりいる
これは自分が思っていた以上だった。
特に英語で進行するハッカソンに参加したとき、以前から何度もこういうイベントに来ている人と話した。
その人が参加する大きな理由の一つが、
ネットワーキング。
だった。
なるほど、と思った。
確かにハッカソンって、普通の交流会より話しやすい。
最初から、
「何作る?」
「何ができる?」
「このAI使ったことある?」
という共通の話題がある。
名刺交換だけして終わる交流会とはちょっと違う。
一緒に数時間作業すると、その人がどんなふうに考えるのかも結構わかる。
だからエンジニア同士だけじゃなく、起業している人やプロダクトを作っている人にとっても、人と知り合う場所として面白いんだと思う。
実際、2回目のハッカソンでは、1回目で会った人にも2人再会した。
海外旅行中なのに参加してる人までいた
これは自分の中ではかなり面白かった例。
AI Film Hackathonで同じチームになった人の一人は、フランスからアジアを旅行していた。
東京にいる期間もそんなに長くなかったと思う。
なのに、その短い滞在中に東京のAIハッカソンを見つけて参加してた。
自分だったら海外旅行中に何するかな。
観光して、ご飯食べて、買い物して……。
ハッカソン行こうとはなかなかならない(笑)。
でも、その人にとってはそれも旅行中の体験の一つだったのかもしれない。
しかも、使っているAI環境や利用歴を聞いたら、自分とそこまで大きく違わなかった。
ChatGPTの有料プランを使っていて、Claude Codeも使っていたけど、使い始めてそんなに長くない感じだった。
「ハッカソンに来る外国人=東京在住」
と勝手に思っていたけど、違った(笑)。
しかも、それが分かったのは作品を提出したあと。
ようやくみんなが自分のことを話し始めて、
「え、旅行中なの?」
って分かった。
たぶん最後の30分くらい(笑)。
一緒に作品を作っていたのに、それまでそんな基本的なことも知らなかった。
それもなんかハッカソンっぽくて面白かった。
Facebookでイベントを見つけて来た人もいた
今参加しているVietnam Japan AI Hackathonでは、英語で話せるベトナム人のチームメンバーに、
「どうやってこのイベント見つけたの?」
と聞いたことがある。
その人は今回が2回目のハッカソンで、最初のイベントはFacebookで見つけたと言っていた。
自分はFacebookをほとんど使わないので、
「あ、Facebookから来る人もいるんだ」
とちょっと意外だった。
ハッカソンの情報って本当にバラバラ。
connpass、Luma、Meetup、Facebook、Discord、知人から教えてもらう。
だからこそ、このブログでイベント情報を一か所に集める意味もあるなと思ってる。
「なんか面白そう」で来る人もいる?
そして、
「なんか面白そう」
だけで来る人。
自分が話した範囲では、そんなに多くない気がする。
自分はそうかも(笑)。
とはいえ、AIの勉強にもなるし、社会勉強というか、新しい経験にもなるかなぁとは思って参加した。
最初のハッカソンなんて、そもそも「ハッカソン」が何なのかもよくわかってなかった。
知り合いからイベントを教えてもらって、
「六本木ヒルズなら近いし、よくわからなくても行ってみるか」
くらいのところから始まった。
知らないところや、不便で遠いところだったら絶対行っていない。
でも、それで新しい人に会って、知らないツールを知って、そこからまた別のイベントに参加するようになった。
最初から、はっきりした目的はいらないと思う。
ちょっと気になる。
それくらいでも十分かも。
エンジニアだけの世界ではなかった
もちろん、エンジニアは多い。
これは間違いない。
むしろ、やっぱりエンジニアが圧倒的に多い感じはする。
でも、それだけじゃない。
実際に参加してみると、
- エンジニア
- 学生
- 会社員
- 起業している人
- 海外から来た人
- AIを勉強し始めた人
- 自分みたいな非エンジニア
いろんな人がいる。
ちなみに、自分の初回はかなり分かりやすく浮いてた(笑)。
自分が話した人の中では、肩書がITやAI関係の人が多くて、自分はECセラーだった。
チームビルディングのときに、
「自分は初心者で、ハッカソンという言葉を聞いたのも先週の日曜日が初めて」
と話したら、みんなに引かれた。
開催日はその週の金曜日。
そりゃ、
「え、今週初めて知って今日来たの?」
ってなるよね(笑)。
だから、
「自分はエンジニアじゃないから、行ったら浮くかも」
と考えすぎなくてもいいと思う。
絶対浮くけどね。
でも、「非エンジニアだから参加資格なし」みたいな世界ではなかった。
Vietnam Japan AI Hackathonでも、
「AI初心者だけど参加したい。どこかのチームに入れてほしい」
という人がいた。
技術的なことで貢献するのは難しいから、プレゼン担当をしたいと言っていた。
そういう参加の仕方もある。
ただ、イベントによって技術レベルや雰囲気はかなり違うから、初心者歓迎かどうかは事前に確認した方がいい。
むしろ目的が違う人が集まるから面白い
何回か参加して、自分がハッカソンを面白いと思う理由も少しわかってきた。
たぶん、
みんな目的が違うから。
入賞したい人。
技術を試したい人。
仕事につなげたい人。
友達や仲間を作りたい人。
旅行中に面白いことをしたい人。
なんとなく参加してみた人。
そんな人たちが、数時間だけ同じ場所に集まって、
「じゃあ何か作ろう」
ってなる。
普段だったら接点のない人が混ざる。
それが面白い。
「自分みたいな人いるかな?」と思ってるなら
初参加前って、
「自分だけ初心者だったらどうしよう」
「みんなエンジニアだったらどうしよう」
って思いやすい。
自分もそうだった。
でも、実際に行ってみると、参加理由も経験もかなりバラバラだった。
だから、
「自分と同じ人がいるか」
を気にしすぎるより、
「このイベント、ちょっと面白そう」
くらいで一度入ってみるのもありだと思う。
自分の場合、その「ちょっと行ってみる」が、気づけば何回目かのハッカソンにつながってる。
このブログでも、初心者が参加しやすそうなイベントや、言語、一人参加、チーム編成などをできるだけ整理していく。
知らない人ばかりの場所でも、「行ってみたら意外と大丈夫だった」を増やしていきたい。