今でこそ何回かAIハッカソンに参加してるけど、最初はほんとに、
「ハッカソンって何?」
から始まった。
名前すら知らなかった。
初めて「ハッカソン」という言葉を聞いたときも、何をするイベントなのか全然分からなかった。
プログラミングするの?
何か作るの?
チーム戦?
コンテスト?
どんな流れで進むの?
もう、そのレベル。
でもその頃ちょうどAIを触り始めていて、
「なんかよく分からないけど、これ行った方がいい気がする」
って思った。
なので、行ってみることにした。
そのとき行ってみたのが、AIAU Craft Dayというハッカソンだった。
入賞? いやいや、それ以前の問題(笑)
もちろん、
「入賞したい!」
なんて気持ちはゼロ。
というか、そんなの論外(笑)。
何をするかすら分かってない。
自分はエンジニアでもないし、AIも触り始めたばっかり。
だから、
「いや、自分が参加するの場違いなのは分かってます。スミマセン……」
くらいの気持ちだった。
でも開催場所を見たら、
六本木ヒルズ。
近い。
場所も分かる。
しかも、ちょっと行ってみたい。
なので、
「最悪、全然ついていけなくてもいいや」
って思った。
誰とも馴染めなくて、
「うわ、来なきゃよかった……」
みたいな時間になったとしても、
六本木ヒルズでAIのイベントを見てきた
それだけで満足しよう。
そのくらいハードルを下げて参加することにした。
誰か一緒に来ると思ってた。でも誰も来なかった(笑)
このハッカソンのことを聞いたとき、周りには5〜6人いた。
だから、
「誰か一人くらい一緒に行くでしょ」
って、なんとなく思ってた。
でも、誰も来なかった(笑)。
まあ仕方ない。
このイベントの存在を知ったのが日曜日で、ハッカソンが始まるのはその週の金曜日。
告知はconnpassに出ていた。
かなり急だった。
自分自身も、
「え、もう今週じゃん!」
って感じで、慌ててギリギリ申し込んだ。
結局、一人で行くことになった。
当日の昼、突然「チーム作り」が始まった
参加が決まってからの連絡や当日の進行には、Discordが使われていた。
イベント自体は18:30頃から集合・開始だったんだけど、その日の昼頃から、参加者向けに共有スライドが公開された。
チームを作りたい人は、そこで自分をアピールする。
そんな仕組みだった。
ここでも、
「え、もうチーム作るの?」
って感じ。
でも、自分はこれも頑張ってやった。
参加者はたしか60〜70人くらい。
その中で、自分が見た時点でチームメンバー募集を書き込んでいた人は10人足らずだった。
直前にはもう少し増えていたかもしれないけど、それでも全員が積極的に書いているわけではなかった。
自分はそこに、
- 何をやりたいのか
- 自分にどんなスキルがあるのか
- 今どういう状況なのか
- どんな仕事をしているのか
- どんな人とチームを組みたいのか
みたいなことを書いた。
文章だけじゃなく、画像も使ってアピールした。
AIも初心者。
ハッカソンも初めて。
でも、とりあえず、
「ここに自分います!」
は出しておこうと思った。
会場でもマイクを持って自己紹介した
そして六本木ヒルズの会場へ。
会場は、六本木ヒルズにあるメルカリの本社だった。
Starbucksのコーヒーもたくさん差し入れてくれた。
一連の説明を聞いたあと、チームを作りたい人など、希望者だけみんなの前で自己紹介する時間があった。
これも、
やった。
初参加でよく分かってないのに、マイク持って(笑)。
自分のことを話して、
「チームメンバーとして来てほしい」
ということ。
そして、
「もし誰も来なかったら、どこかのチームに入れてほしい」
ということも伝えた。
もう、かっこつけても仕方ない。
何も分からないんだから、
「誰か一緒にやってください」
って言うしかない(笑)。
でも今振り返ると、最初にここで自分から動いたのはよかったと思う。
行ってみたら、想像以上にいろんな人がいた
会場にはもちろん、めちゃくちゃ技術力が高そうな人もいた。
ハッカソンで入賞して、その実績をキャリアにつなげたい人。
新しいAIサービスを実際に触ってみたくて来ている人。
会社でAI関連の仕事をしていて、
「自分の部署にどのAIを導入するか判断するために、いろんなサービスを試してる」
という人もいた。
単純に、
「ハッカソンが楽しいから」
と何回も参加している人もいた。
自分はこの辺もかなり面白かった。
参加者同士で、普段どんなAIを使っているかという話にもなった。
思ったより、Claudeを使っている人が多い。
Claude Fableを使っているという人もいて、
AIツールにかなりお金をかけている人もいるんだな
と思った。
自分もClaude Codeを使っていて、Claude Haikuが気に入っている。
残量をあまり気にせず使える感じが好きで、
「自分はHaiku派」
という話もした。
非エンジニアでも、何もできないわけじゃなかった
ハッカソンって聞くと、どうしても、
コードを書ける人=主役
みたいに見える。
もちろん、実際にプロダクトを作る以上、技術ができる人はめちゃくちゃ重要。
でもチームでやってみると、必要なのってコードだけじゃない。
何を作る?
誰が使う?
どんな問題を解決する?
それ、本当に必要?
どう見せる?
最後に何をプレゼンする?
こういうことも全部必要になる。
このハッカソンでは、DevinとSupabaseがスポンサーで、自分たちもこの2つを実際に使って開発を進めた。
ただ作るだけじゃなく、この2つの特性をどう活かすかも重視されているように感じた。
自分はエンジニアじゃないから、技術的に分からないことなんて山ほどあった。
でも、
「これどうする?」
「こっちの方が面白くない?」
「それ誰が使うの?」
みたいに、みんなで考えていくことはできる。
そこで初めて、
「あ、自分でも完全に何もできないわけじゃないんだ」
って分かった。
もちろん、超できる人も普通にいる(笑)
ここはちゃんと書いておきたい。
初心者でも参加できるからって、
初心者ばっかりの優しい世界
ではない(笑)。
すごい人は普通にいる。
ものすごいスピードで作る人もいるし、
「え、それこの短時間で作ったの?」
っていう作品も出てくる。
でも、自分はむしろそこがハッカソンの面白さだと思った。
締切がある。
審査がある。
賞がある。
本気で入賞を狙ってる人もいる。
本気で入賞を目指す人の中には、2日目から3日目にかけて家に帰らず、開発を続ける人もいる、という話も聞いた。
前のイベントでは、近くのサイゼリヤを使って夜通し開発した人もいたらしい。
長くいやすいし、席も比較的広いし、電源やWi-Fiも使えて便利だった、と教えてもらった。
初参加の自分は、
え、そこまでやるの?
とびっくりした。
だから、ちゃんと緊張感がある。
初心者向けワークショップとは、そこが全然違う。
「もっと勉強してから行こう」だったら、自分は多分行ってない
もちろんAIやプログラミングを知っていた方が、できることは増える。
それは間違いない。
でも、
「もうちょっとAI勉強してから」
「もう少しコード書けるようになってから」
「ちゃんとハッカソンのことを理解してから」
とか言ってたら、自分は多分行ってない。
だって最初なんて、
ハッカソンという言葉すら知らなかったんだから(笑)。
よく分からないまま行って、
実際に見て、
人に聞いて、
「あ、こういうことなんだ」
って少しずつ分かっていった。
たとえば3日目には、Product Huntのスタッフが1人会場に来ていて、気になったチームに次々と話を聞いたり、インタビューしたりしていた。
自分はそのとき、Product Huntというサービスを初めて知った。
チームメイトに、
「Product Huntって何?」
と聞いたら、どんなサービスなのか親切に教えてくれた。
初めてのハッカソンでは、こういう、それまで知らなかったサービスやプロダクトの世界にも出会えた。
自分にはこの順番の方が合ってた。
結局、一番面白いのは「人」かもしれない
最初はAIとか技術を見るイベントだと思ってた。
でも何回か参加してみると、自分がかなり面白いと思っているのは、
そこに来てる人。
普段なら絶対話さないようなエンジニア。
AIを仕事で使ってる人。
海外から来た人。
新しいものを作ろうとしてる人。
「なんでこの人、今日ここに来たんだろ?」
って聞くだけでも面白い。
初めてのハッカソンでも、最終日は入賞者の表彰式のあとに懇親会があって、すしざんまいのお寿司も用意されていた。
そこでは、AI業界に詳しい参加者が、OpenAIとAnthropicの競争や、Googleがこれからどう動くか、みたいな話をかなり詳しくしていた。
自分の周りには、普段こういうAI企業や業界の話を詳しくする人はほとんどいない。
だから、すごく新鮮だった。
ハッカソンって、何かを作る場所ではあるんだけど、
普段なら会わない人と、いきなり同じチームになって数時間一緒に考える場所
でもある。
自分はそこがかなり好きなんだと思う。
「自分には場違いかも」と思ってる人へ
初めて参加する前の自分は、
完全に、
「自分、場違いだよね。スミマセン」
って感じだった。
でも、とりあえず行った。
誰も一緒に来なかったから一人で行った。
共有スライドに自分のことを書いた。
会場でマイク持って、
「誰かチームに来てください。誰もいなかったら、どこかに入れてください」
って言った。
それで何とかなった。
もちろん、ハッカソンは全部同じじゃない。
初心者でも入りやすいもの。
かなり競技寄りのもの。
英語中心のもの。
一人参加しやすいもの。
事前にチームが必要なもの。
本当にいろいろある。
だから、
「ハッカソンって自分には無理」
で全部まとめちゃうのは、ちょっともったいないと思う。
このブログでは、自分が実際に参加したハッカソンのことだけじゃなく、
これから日本で参加できるAIハッカソンやBuildイベント、実践型AIワークショップ、初参加前に知っておくと楽なことなんかもまとめていく予定。
自分自身、
から始まったから。
なので、
「ちょっと行ってみたい。でも、自分が行っていい場所なの?」
って思ってる人が、
「じゃあ、これなら行ってみようかな」
って思えるようなブログにしていきたい。